おすすめの司法試験・予備試験の通信講座!講座選びのポイントは?

 

司法試験予備校は司法試験に合格を目指す上で、無くてはならない味方になってくれる存在です。

しかし、司法試験・予備試験の予備校を利用したくとも状況的にできない、あるいは難しいという人も少なくありません。例えば、地域的に予備校がないとか社会人だから通学できないとか。

そういう人のために存在するのが通信講座です。通信の講座であれば、住んでいる地域は関係ありませんし社会人だから通学はできないというのもまた別問題です。

そこで、通信講座を選ぶポイントを知っていただき、その上で司法試験・予備試験の通信講座をいくつかおすすめしたいと思います。皆さんの講座選び・比較の助けになれば幸いです。

通信講座を選ぶ前に知っておきたい6つの事

 

司法試験予備試験通信講座を選ぶ上で、以下の6点を踏まえて検討してもらえば失敗はないのかなと思います。

  • 通信講座ってどんな講座か
  • 値段の相場はどのくらいか
  • 講義時間は講座の性格を物語る
  • テキスト・カリキュラムはどうか
  • 受講生フォローは何があるか
  • 割引制度・特典等は何があるか

では、ひとつづつ見てみましょうか。

通信講座ってどんな講座か

「通信講座ぐらいわかるわ!」と怒られそうですが、一応、確認の意味で昨今の通信講座とはどういうものかを、通学講座との対比で確認しておきましょう。

通学講座

通学講座は、受講生が一箇所に集まって講義を受けるので、学校の授業だと思ってください。やはり、良い塩梅の緊張感がありますし、出席すれば講義を受けざるを得ないという強制力が伴います。仲間もできやすいですし、講師との距離も近くなりますから、なにかを学ぶという環境についてはこれ以上ないものです。

半面、「その時間にその場所へ」行かなければなりませんので、それを可能にする生活環境が必要なのは言うまでもありません。司法試験予備校の通学講座は、東京や大阪周辺の数か所しかなく、通学講座を利用できる地域は限定的です。当然、時間的な融通も殆んど利きません。

通信講座

通信講座は、教材が送られてくる、あるいはweb上で配布されて勉強する講座です。以前はCDやDVD等のメディアがその講義デバイスでしたが、昨今はオンラインの講義だったり、教材もオンラインで配布されたりもします。

ですから、スマホ等の通信機能があるデバイスさえあれば、いつでもどこでも好きなだけ講義が受けられるというものです。当然、住んでいる地域も関係ありません。

大手予備校かオンライン専門か

講座を選ぶ上で、一つ重要な要素をお話しておきましょう。

通学講座を持っている予備校は、いわゆる大手予備校になります。通信講座もそれなりに歴史はありますが元はと言えば通学講座から始まっているのは自明のこと。

今でも通学に根強いニーズがある以上、大手予備校は通学講座も運営しているわけです。

方や通学講座を持たない、通信専門で経営している予備校も存在し、こちらの方はどちらかというと新興になります。

司法試験における新興予備校は、ここ10年間でいくつか出てきており、今や大手と肩を並べる、もしかしたら凌駕している勢力になってきています。世間的な知名度はまだ全然かないませんが、業界や受験生の間では、大手に割って選択肢に入ってくるほどまでの内容・実績を誇っています

値段の相場はどのくらいか

料金のお話です。司法試験予備校は、他の資格講座よりも試験難易度が高いということもあり、かなり高額になります。もちろん、予備校毎に料金は異なりまが、相場というものはあります。

試験の性格上、司法試験講座と予備試験講座と分けているのが予備校ですが、ここで言う相場は司法試験まで使う知識を叩き込まれる予備試験講座の相場ということになります。

予備試験通信講座の相場下は10万円程度からありますが、メインの価格帯は50万円~130万円程度の間になります。どこの予備校を選ぶかによってある程度の費用は想定できますが、この程度はかかるという覚悟はしておきましょう。

大手は高く新興は安い理由

大手、つまり、通学講座を持っている予備校は、経費がその分かかります。その街の中心地域にある場合が多いので教室代など本当にバカになりませんし、教室維持のための人件費もかかります。当然、その分は講座費用に反映されてきますので、高額になってしまうのは仕方がないことでしょう。

方や新興、つまり、オンライン専門予備校は通学のための経費がそのまま浮きますので、講座費用も安くなります。費用はこの経費だけの問題ではありませんが、事実として通信講座の方が大手予備校よりも10分の一~半分程度の料金が設定されています。

価格だけで講座を選ぶべきではありませんが、安いに越したことはないと考えるのが人情です。大手か?通信専門か?は、選択要素の一つに挙げておくと良いと思います。

講義時間は講座の性格を物語る

講義時間が関係あるの?思われると思いますが、実は選択の要素になり得るのです。ここで言う講義時間とは、予備試験講座の基礎講義の時間のことですが、ここの総時間がどのくらいかはチェックしておくと良いと思います。

この基礎講義は試験勉強でいうところの「インプット」部分に当たります。資格の勉強、特に司法試験・予備試験のような単に知識だけ問われるわけではない試験の場合は、「アウトプット」時間をインプットの何倍も取ることが合格のポイントになります。

つまり、インプット講義の時間が長ければ、その分長い試験勉強が必要になり、短ければ少なく済むのです。

社会人受験生はできるだけ短期間で合格するために

これは、勉強時間があまりとれない方にはなかなか大きな問題だと思うのです。具体的には社会人ですね。同じ試験勉強なのに、予備校の考え方如何で合格に足る実力が身に付く期間が大きく変わり得るのです。

短い長いの理由は、試験に出るところだけ勉強するかある程度まんべんなく勉強するかの差です。司法試験の勉強は、7割8割は論文試験のための勉強ですので、論文試験合格するに足る知識さえあればいいという考える予備校はあるのですね。

基礎講義の時間は300~600時間近くと結構差がありますが、あなたがどんな地位(社会人と学生では取れる勉強時間は異なるはず)で勉強をするのか如何では大事な要素になるのかなと思います。

テキスト・カリキュラムはどうか

テキストを含めた教材にも注目してみましょう。テキストは主に復習で活躍する教材になろうかと思いますが、その点で使いやすいかどうか。あまり詰め込んだ記載がない方が復習の時の際は使いやすいと思います。

また、テキストは製本が基本だと思うのですが、予備校によってはオンラインのテキストが基本になるところもあります。閲覧するだけならオンラインでもいいと思いますが、後々考えると製本の方が使い勝手は良いと思います。もちろん、プリントアウトはできますが。

司法試験の勉強は論文試験の勉強である

既にお話しましたが、司法試験の勉強の大部分は予備試験司法試験両方に出てくる論文試験の勉強に費やされます。論文試験はそれだけ重要であり難易度が高いという証拠ですが、この論文試験の対策がどうなっているかも確認すると良いです。

論文試験勉強で大事なのはとにかく演習です。とにかく書いてみること。そして、添削ですね。とにかく書いてわかる人に添削してもらう。これが論文対策に組み込まれているあるいは選択できる講座が良いと思います。

受講生フォローは何があるか

通信講座受講生向けのポイントですが、受講生のフォローにはどんなものがあるのかはチェックしておきましょう。受講生フォローとは、受講生が勉強を進めていく上でも問題点・悩みや疑問点を解消して勉強に集中してもらうというものになりますが、まず考えられるのが、質問に解答してもらえるのかどうかです。

未知の知識を学んでいくのですから誰しも講義だけでは疑問になる点は出てくるはずです。そんな疑問を解消すべく質問はできるのか?これは大事ですよね。

他にも、もっと広い意味でのカウンセリングや気分転換してもらうという趣旨でのスクリーングなど各校いろんなフォローがありますので注目してもらいたいです。

割引制度・特典等は何があるか

ただでさえ高価格の司法試験・予備試験講座。安くなるのならそうなった良い良いに決まっています。そんなわけで、正規費用から何らかの割引があるのかは是非知りたいところですよね。

ひとくちに割引と言っても、いくつかの種類があります。ちょっと挙げてみましょう。

教育訓練給付制度

これは予備校というよりも国の制度です。教育訓練給付制度とは、社会人で一定の条件を満たしている者が、航路右大臣指定の講座を受講し課程修了すると講座料金の20%(ただし上限は10万円)を給付してくれるという制度です。

「社会人で一定の要件」という炉何やらかなり限定的と言う雰囲気もしますが、勤め人ならほぼ当てはまるし、辞めていても一定期間内なら適用できます。

ただし、注意が必要なのは「厚労大臣指定講座」という点。指定されていない講座では適用ないし、そう多くはありません。大手予備校の講座なら指定講座がある可能性が高いです。

詳しくは厚労省の該当ページでご確認ください。

早期割引

司法試験予備予備校の講座は、例年予備試験の最終合格発表があった後の11月~12月ごろに新年度の講座がリリースされますが、この直後は早期割引が適用になる場合があります。どのくらいかは予備校によりますが、10万円単位で割り引くケースもあります。

時期が合えばチェックしてみてもいいかもです。

紹介割引

自分以外の受験生を紹介して受講に至れば、紹介した受講生が割り引かれるキャンペーンが開催されることもあります。これは通年やっている場合がありますが、念のため早割期にチェックしてみてください。

再受講割

司法試験に一発で合格するということは殆どありませんが、あらためて一から勉強したいという方には再受講割という制度が設けられていることが多いです。正規料金の3割~半分程度が多いでしょうか。

一度落ちて同じところを一から、というのは抵抗なくもありませんが、そういう制度はあります。

いわゆるセール

早期割があれば、本当の意味でのセールもあります。時期的には予備試験合格発表直前~新講座リリース期には前期の講座が割り引かれていることが良くあります。

大きな法改正がない場合や試験制度が大きく変わっていなければ、内容的に戸惑うほどの差はないはずですので、考えようによっては得だと思います。気にしない方は時期に当たればチェックしてみてもいいかもです。

合格お祝い金等

純粋な割引とはちょっと違いますが、実質的に支払額が減額できる制度です。

当該講座を利用して予備試験もしくは司法試験に合格した方に限り合格お祝い金が出る場合が多いです。司法試験ですから、額も結構大きく10万円のところもあります。

また、予備校によっては司法試験合格で講座受講料全額キャッシュバックというところもあります。

いずれにせよ、顔出し等、何らかの条件がありますので、興味があればチェックしてみてください。

参照:行政書士通信講座選び方ポイント-あなたが求める講座の見つけ方

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