司法試験予備校の通学のメリットデメリット

試験の基礎知識

 

司法試験を受験し合格を手に入れる方法には独学で学習を継続していく方法の他に予備校を利用する方法があります。さらに、予備校利用でも通信と通学があります。

ここでは通学にスポットを当てて、司法試験予備校を通学で利用するメリットはどんなところか、デメリットはあるのかについてをまとめてみました。

通学のメリット

  • 勉強に適した環境が得られる
  • 受験仲間が得られやすい

勉強に適した環境が得られる

まず通学のメリットですが、一定の緊張感がありますので、勉強をするという環境においては申し分ないと言えるでしょう。決まった時間に決まった場所へ、同じ目標を持った者だ一堂に会して講義を受ける。

どうしたって勉強せざるを得ない状況ですから、これ以上の環境はないです。勉強には一定の緊張感や強制力が必要ですが、通学であればこの環境が手に入れることができます。

受験仲間が得られやすい

人と人が顔を合わすわけですから、友人は得やすいと言えるでしょう。受験とは何かと孤独なものです。そういった場合、時にはライバル、時には寄り添ってくれる仲間がいれば、それは心強いです。

合格して将来法律実務家になったときも、きっと友人としての関係を継続できることと思います。

通学予備校を利用するには

司法試験予備校を通学で利用したいのならばどうすればいいのでしょうか。

司法試験予備校はいくつかありますが、その中でも通学校を開校しているところはすべてではありません。通信のみで開講しているというところもあるので注意が必要です。

一般的に言って、いわゆる「大手」と言われているところや、古くから司法試験予備校を開講しているところには通学校が存在します。ちょっと列挙してみます。

  • 伊藤塾
  • LEC東京リーガルマインド
  • Wセミナー
  • 辰巳法律研究所

これらはすべて大手あるいは老舗として名が知られていますが、通学講座を開講しています。教室は東京・大阪他で開講されていますので、通学可能な方は当たってみると良いです。

通学のデメリット

  • 社会人には事実上利用不可能
  • 教室が限られている
  • 費用が掛かる

社会人には事実上利用不可能

通学は決まった時間に決まった場所へいかなければなりません。さらに、講義は基本的には日中、夜あったとしても早めの時間です。つまり、社会人の方は時間的に通学は難しいですし、会社帰りに通がkすると言っても、毎回参加するのは事実上不可能なのではないでしょうか。

例えば都内の教室に、同じ都内にある会社から通学するにしても、ドア・トゥ・ドアで1時間近くかかってしまうこともあります。毎日提示に退社できる人もなかなかいないでしょう。通学だけで大変な思いをするのなら、わざわざ通学するのも疑問符が付きますよね。

教室が限られている

メリットのところでも触れましたが、教室は全国でもごく限られた場所にしか存在しません。東京都内と大阪中心部、あとは横浜・京都あたりに1つ2つとごくごく限られた場所にしか存在しません。

つまり、その他に住んでいる方は通学は無理ということになります。

費用が掛かる

通学は費用が掛かるというよりも、通学講座を開講している予備校は総じて費用が高めになります。

なぜか?通学は経費が膨大に掛かるからです。教室代や人件費といった固定費ですよね。当然講座料金に反映されるわけで、大手予備校が高めの費用を設定しているのはこういった理由です。

通信専門でやっているところと比べてみると良いと思います。

司法試験予備校は通信講座が人気

ご覧のように、通学にはメリットもありますが、デメリットも少なくありません。

各予備校も多様な環境の受験生を取り込めるように通信教育に力を入れており、通信専門の司法試験予備校も存在しています。「資格スクエア」「スタディング」「アガルート」あたりがそれに当たりますが、料金が安く、実績も伸ばしてきているので、かなりの人気があります。

受験生数で言えば通信の方が通学より多いのは明らかで、今後もこの傾向は強くなってくると思います。

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