社会人でも予備校を利用すれば司法試験に合格できる?メリットはあるの?

コラム

 

法律の仕事に興味を持っている方は少なくないはずです。社会人になっている方も弁護士や検察官などになりたいと考えている方が結構いると思います。

ただ、そうは言っても弁護士や検察官になるには司法試験に合格せねばならず、そのハードルの高さに二の足を踏んでしまう人も少なくないでしょう。

果たしで、司法試験予備校を利用すれば司法試験に合格できるのか。お話してみます。

社会人でも司法試験合格は十分可能

社会人でも司法試験合格は可能です。ただ、学生と比べて勉強に費やせる時間が圧倒的に少ないため、予備校の利用が必須になります。

学生は1日10時間以上勉強に取れる時間がありますが、働きながらだと休日を除けば1日3時間取れれば良い方です。こういったハンデを埋めるのが司法試験予備校になるのです。予備校で学べば司法試験に確実に合格できるわけではありませんが、独学の人と比べれば可能性がかなり高まります。

なぜ予備校が必要か

では、なぜ社会人で予備校を利用すれば合格可能になるのか。予備校に行かなくても合格の可否は変わらないんじゃないの?という意見もあるかもしれませんね。

司法試験は最難関国家合試験である

まず一つ言えることが、司法試験はかなりの難関試験であるということ。今の司法試験制度は予備試験合格か法科大学院修了を経て司法試験受験資格が得られるということになります。

ただでさえきわめて難易度の高い試験であるのに、その受験資格を得るために予備試験or法科大学院という非常に難易度の高い時間のかかる過程を経なければならないのです。

以前の司法試験制度も含めて、最難関クラスの国家資格試験という枕詞はダテではありません。そういった試験に独学で挑むというのは、本気で合格したいというものにとっては無謀と言わざるを得ません。

試験対策が的確に立てられる

予備試験も含めて、司法試験には短答試験、論文試験、口述試験(予備試験のみ)と3種類、延べ5回の試験を経る必要があります。

この3種類の試験は使う知識自体は同じと言えますが、出題形式が全く異なるので、それぞれ別個対策が必要です。これはお独学では事実上不可能です。予備校であれば、長年蓄積したデータとノウハウがありますので、司法試験突破しているプロの講師に指導を受けることができあるのです。

社会人受験生へ司法試験予備校を強く推す理由

社会人でも司法試験予備校を利用するという条件付きであれば司法試験合格も可能ということもお分かりいただけたのではないかと思いますが、積極的に利用したい面もあるのです。

社会人という司法試験を目指すにあたって、「勉強時間の確保」という絶対的ハンデを克服する要素があります。

オンライン講座は勉強場所を選ばない

まず、通学講座ではなく、通信講座を取ればいいのです。昨今の通信講座は、オンライン講義が殆どです。PCはもちろんのこと、スマホ等の通信デバイスがあれば、いつでもどこでも好きなだけ受講ができるのです。

時間のない社会人であれば、家にいなくとも通勤時間は昼休みでも勉強することができるので、1時間半~2時間ぐらいはそれだけで勉強時間が確保できますし、早朝や帰宅後1時間で勉強時間が取れれば、1日3時間ぐらいは可能でしょう。

平日はそう過ごして休日にある程度勉強時間を確保すれば、それなりに勉強はできます。

効率良く勉強ができる

司法試験には、本当に膨大な勉強時間が必要です。こう言われちゃうと社会人受験生はそれだけで諦めようかなと怖気付きますが、やり様によっては時短ができるのです。

司法試験合格に膨大な勉強量が必要なのは疑いのない事実ですが、効率化を図ることでその勉強量を数10%カット、うまくいけば2分の1,3分の1まで圧縮することも可能です。

予備校には長年のデータの蓄積があると言いましたが、これは過去の出題傾向から、どの部分をどの程度勉強し、あるいは、この部分はこうやって実力を付けていくと効率的と言うノウハウがあるのです。

このノウハウは予備校毎に異なるわけですが、この分析力に長けている予備校を利用すれば、5000時間~8000時間の勉強が必要と言われている司法試験も大きな時短が可能になってくるというわけです。

まとめ

司法試験予備試験は、本当に難関試験です。それなりの覚悟が必要でしょう。そういった試験に挑戦するには、社会人は正直言ってハンデキャップがあると言わざるを得ません。

そのハンデキャップを少しでも縮めるあるいは埋めてしまうのは司法試験予備校であるのは間違いありません。

 

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